看取りは 命のバトンを受け取ること
「人生のたとえ99%が不幸だとしても、最期の1%が幸せならば、その人の人生は幸せなものにかわる。」マザーテレサのこんな言葉に導かれ、出産に助産師がいるように、死ぬ時も誰かに手助けしてほしいと思われる方々の想いに応えて、幸せな最期を望まれる方々のお手伝いをするため看取り士とそれを支えるための無償ボランティアエンゼルチームを育てておられます。
講師プロフィール
(一般社団法人日本看取り士会会長)
島根県出雲市生まれ。日本マクドナルド株勤務を経てスパゲティ店自営。平成5年より福岡の特別養護老人ホームの寮母を振り出しに、平成14年に病院のない600人の離島にて看取りの家を設立。本人の望む死を抱きしめて看取る実践を重ねる。平成22年活動拠点を本土に移し、現在は岡山市で在宅支援活動中。新たな終末期のモデルを作ろうとしている。全国各地で、「死の文化】を伝えるため死を語る講演活動を行っている。
一般社団法人なごみの里代表理事、介護支援専門員、吉備国際大学短期大学部非常勤講師、神戸看護専門学校非常勤講師
日本看取り士会HP:http://mitorishi.jp/
なごみの里 HP :http://nagominosato.org
*通信ゆっくりずむ 65号Beな人にご登場いただきました。
「臨終とは『臨命終時 命の終わりの時に臨む』と書きます。そこから始まる家族や友人へ命が引き継がれる臨終からの時間としっかり向き合い、身体の温もりをその手に移し、冷たくなるまでそばにいて、その冷たさを受け取る。
看取りは「命のバトンを受け取る」という尊い場面に立ち会える瞬間です。私たちは大切な一人として生まれ、丁寧な看取りによって命が次の世代に受け継がれていくのです。」
メッセージ
2025年、約800万人と言われる団塊の世代が後期高齢者となります。介護や福祉分野の需要は益々増え続け、高齢化と多死の時代が到来すると言われています。毎年の死亡者数は150万人代と推定されています。厚労省からは、47万人の死に場所がないと発表がありました。
この国がそんな時代を迎えようとしている今、私は活動の拠点を岡山県に移しました。そして自宅で、または病院で幸せな最期を望まれる方々のお手伝いをさせて頂いております。
現在、全国50名の看取り士とそれを支えるための無償ボランティア、63支部のエンゼルチームがいます。出産に助産師がいるように、死ぬ時も誰かに手助けしてほしいと思われる方々の想いに応えて、皆様に幸せな最期を手渡したいと、私たちは活動を続けています。病院から家に帰りたいと言われたら、また看取ること、看取られることに不安を感じたら、ぜひ私たち「看取り士」をお使いください
第二回 日本の看取りを考える全国大会があります
8月23日(日) 14時 ~ 17時
会場:中部国際空港セントレアホールにて
日時:2015年9月13日(日) pm17:00~
内容
講演会 pm17:00 ~ 18:20(シェアタイム含む)
交流会 pm18:30 ~ 19:30
会費:講演会 2000円 / 交流会2000円
*交流会はいただき膳さんのお料理でワイワイと(要予約)
会場:大雲山 平田寺
北名古屋市九之坪宮前6 TEL 0568-48-6806
定員:80名
共催:平田寺/ Eco-Branch
問合・申込:鶴田紀子 noriko@eco-branch.com
Eco-Branch ℡052-503-1002 fax(052)509-1683
参加お申込みは、メール・お電話・Fax等でお願いします。
パンフレットはこちらから印刷できます↓
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<会場への行き方>
○電車:名鉄犬山線「西春駅」より徒歩約7分程(名古屋駅より15分)