サティシュ・クマールT・L・C(Tender Loving Care)ツァー 名古屋 2015年3月29日(日)南生協病院
愛を学ぶ学校・思いやりのある社会
サティシュさんが、奥様のジューンさんと共に来日されます。人が人間らしさを保てるやさしい心遣いのできる社会のサイズを目指し、頭だけではなく、心と手(体)<3つのH>そして腹の4Hで学びなおそうという、ゆっくり小学校のツァーです。
サティシュさんを囲んで ”未来を灯す縁座 ”
~ 仲間と共に、未来を灯す、未来を創る ~
サティシュさんは、誰をも批判せず、世界を変えるのは、まず、自分の意識と行動からと説かれます。すべての人や、生き物、地球への愛にあふれた、サティシュさんの力強い言葉は、とても深く、響き、人が、自然と仲良く、やさしさとつながりをベースに暮らしていく、良き将来のヴィジョンを与えてくれます。
「世界の変化を望むなら、まずは自分が変わりなさい」
サティシュさんの言葉に、自分たちから世の中を変えられるという勇気を与えられます。既に、さまざまに行動し、新たな社会づくりをされておいでの方が沢山おられます。
そんな方々のお話を伺い、語り会い、一緒にサティシュさんのお話を伺い、問答から、未来への確かな一歩が踏み出せたらと思います。希望の種をまきましょう!
2015年3月29日(日)開場PM15:00 スタートpm16:00~pm21:00
於:南生協病院大会議室
【第一部】・・・聴き・語り・輪を広げよう
廃食油のみで地球一周した山田周生さんの復興支援プロジェクト
pm15:00~廃食油で地球一周した車に、実際にてんぷら油を入れる体験会
ご家庭にある廃食油をペットボトル等に入れ、お持ち下さい。周生さんの愛車バスコファイブに入れて頂きます。東北への帰り道の燃料補給になります。
pm16:00~山田周生さんお話&オープンマイクとシェアタイム
ご自分で考案された廃食油からバイオディーゼル燃料(BDF)を精製する装置を搭載して世界一周された山田周生さんは、日本縦断中に花巻で東日本大震災に遭遇、ガソリンスタンドがなくとも移動できるBDFで支援物資運んで何往復もされました。その後も釜石に居を構え、震災で何もかも失った空き地に菜の花を植え「菜の花大地復興プロジェクト」開始。エネルギーと食の自給自足の村を目指して活動されています。世界各地を廻り、震災も経験された周生さんのお話は、未来を創造する上で大切なことばかりです。
*農的暮らし、コミュニティ、支えあい等々さまざまな活動をされておいでの皆さんのブースもいろいろ並びます。 思いを、情報をシェアし合いながら、繋がりを深め、ともに生きる社会を目指しませんか
<出展ブース>
それぞれ個性的なブース揃いで、みんなつながりあっています。今回共催している「地球のゆかいな仲間たち」は、2014年2月セヴァン・スズキさんの来日講演を一緒に企画したことから生まれました。
”地球とのフェアトレード”をテーマに、共に生きる社会を目指している仲間たち。いろいろなイベントを一緒に共催しつつ、取り扱い商品を販売しあう等、さまざまに連携しています。
アズワンコミュニティ鈴鹿・いただき膳・石徹白地区地域づくり協議会・エシカル・ベネロープ㈱・Eco-Branch・クラタペッパー・つながるかもすプロジェクト・nimai-nitai・にんじんCLUB・一般社団法人ハニーファーム・フェアトレード名古屋ネットワーク・総合病院南生協病院・㈱りんね社・ユナイテッドグリーン・NPO法人わっぱの会
◆山田周生さん
フォトジャーナリストであり、25歳バイクでサハラ砂漠単独縦断から世界各地を回り、御自分で考案された廃食油からバイオディーゼル燃料(BDF)生成装置を車に搭載してパリダカールレース参戦(入賞)され、BDFを自給しながら地球一周。日本縦断中に盛岡で東日本大震災に遭遇。石油がなくても動ける為、盛岡で支援物資を積んで釜石等にピストンで届けられ、一段落してからは、津波で何もかも流された土地に名の花を植え、幾多の試練を超え、菜種油を販売できるところまでこぎつけ、地元のお母さんたちの仕事作りもされています。釜石に居を置き、エネルギーと食の自給自足の村を目指し、支援活動中。
サティシュさんを囲んで ”未来を灯す縁座 ”
~ 仲間と共に、未来を灯す、未来を創る ~
【第二部】pm19:00~
サティシュ・クマールさん講演 &質疑応答 通訳辻信一さん
サティシュさんのお話を伺うだけでなく、問答の時間を設けます。
サティシュさんのお話を、しっかり腑に落として、自分が望む変化になる糧になりますように。
サティシュ・クマール 平和の経済学
私たちの時代の最大の挑戦は、新しい経済学を、新しいビジネスを、そして新しい政治を創造することです。それらはみな、倫理やスピリチュアリティの豊かな土壌によって育まれ、成長するもの。利益や権力は倫理的な諸原則の下位に置かれなければなりません。そうしてはじめて、私たち自身の内なる争いも、国家同士の争いも、人間と自然との争いも鎮めることができるのです。
◆サティシュ・クマールさん
サティシュ・クマール(Satish Kumar)
思想家。インド生まれ。E.E.シューマッハとガンジーの思想を引き継ぎ、イギリス南西部にスモール・スクールとシューマッハ・カレッジ創設。エコロジー&スピリチュアル雑誌「リサージェンス」編集長を務めながら、世界中で講演を行う。
Soil(土)Soul(心)Society(社会)の3Sがつながっていることの大切さを伝えている。日本語の著書「君あり故に我あり(講談社)」「スピリチュアル・コンパス(徳間書房)」他多数。
<プロフィール詳細>
◆辻信一さん(通訳)
文化人類学者、ナマケモノ倶楽部世話人。明治学院大学教授。 「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。ゆっくり小学校校長 プロフィール詳細
さぁ、みんなで、“坐・ベンチャーズ”!
ともにいる愉しさ―それがしあわせってものだ。“坐・ベンチャーズ”とは、分かち合いの象徴であるベンチを愉しみ、分かち合うしあわせを伝えていくムーブメントにほかならない。ベンチに2人で坐るしあわせを―それが“坐・ベンチャーズ”の理念そのものである。世界のベンチに坐り、寝そべってみようじゃないか。
先回サティシュさんが来名された折、熱田神宮にお参りに行きました。その時、茶店のベンチに座られ、とても楽しそうに「ザ・ベンチャーズ!」と言われた姿が忘れられません。ベンチャーズには深い意味がありました。
サティシュ・クマールT・L・C(Tender Loving Care)ツァー 名古屋 2015年3月29日(日)
~やさしい心づかいのできる社会のサイズを目指そう~
2015年3月29日(日) pm15:00 ~pm21:00
会場:南生協病院3階大会議場
未来を紡ぐブースをゆっくりご覧ください
クラブ活動:15:00~ 廃食油(植物油)をお持ちください。
地球一周してきた周生さんの車に積んだてんぷら油精製装置に廃食油を注入体験しよう!
第一部:16:00~山田周生さん達のお話とワールドカフェ
18:15~ ティータイム休憩&ブース見学
第二部:19:00~サティシュ・クマールさんお話&問答 通訳辻信一さん
【会費】予約 大人3500円 学生2000円 中学生以下無料
(当日はそれぞれ500円増)
【場所】南医療生協病院3階会議室(名古屋市緑区大高町字平子36番地)
JR東海道本線南大高駅より徒歩3分(名古屋駅より約20分)
*会場の南生協病院は、多世代交流の拠点になりたいという願いを持った地域に開かれた病院です。院内には図書室や旅行代理店、フィットネスクラブがあり、敷地内にオーガニックレストランや、天然酵母パンのお店もあります。新しい老人介護施設&寄ってって横丁もオープン間近です
【問合せ】地球の笑顔プロジェクト
○株式会社鶴田商会環境事業部エコブランチ 鶴田紀子
メール: noriko@eco-branch.com TEL:052-503-1002 FAX:052-509-1683
○株式会社にんじん 伊勢戸由紀
メール:iseto@ninjinclub.co.jp TEL:0568-71-4114 FAX:0568-71-1503
<申し込み方法>
①FAXまたはメールでお申し込みください。
申込先:Eco-Branch 鶴田紀子(電話:052-503-1002 / 090-3932-57511 )
メール:noriko@eco-branch.com FAX:052-509-1683
② 参加費をお振り込みください。
ゆうちょ銀行 店名:二一八(ニイチハチ) 店番:218
普通預金 番号: 2907917 口座名義:「地球の笑顔プロジェクト」
共催:地球の笑顔プロジェクト/地球のゆかいな仲間たち/ 南生協病院
【地球の笑顔プロジェクトとは?】
生きる喜び、そして誇り…。日々の 素朴な営みの中にある豊さ、足元にある幸せに目を向け、自然と人が共に豊かに生きられる社会を一緒に 探ろうと、2010年11月に「つながるいのちの感謝祭」を開催。
2011年、よりたくさんの仲間と出会いたいと映画祭の企画も立ち上げました
Eco-Branch・起業支援ネット・・㈱にんじん・
【地球のゆかいな仲間たち】
自然の摂理を大切に、美しく平和な地球を未来へ、地域と世界、今と未来をつなぐエシカルな理念で活動しているさまざまな業種・業態の仲間たち。2004年セヴァン・スズキさんの来日講演会の企画を通じて出会い、意気投合して結成しました。フェアトレード・イベントや世界ユネスコ会議でのサイドイベント等いろいろ開催中。
メンバー:フェアトレード名古屋ネットワーク / NPO アースバンク/アースネットなごや / 石徹白地区地域づくり協議会/ エシカル・ベネローブ゙㈱ / クラタペッパー / ㈱鶴田商会Eco-Branch / にんじんCLUB / NPO法人子育て支援NPOまめっこ/ フェアトレード・ショップ風's / 平田寺 / ㈱りんねしゃ / SmileLink / なないろの手 / ヘルシングあい
こちらからお申込みいただけます。
下記からパンフレットのダウンロードできます。
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<会場地図>
南生協病院3階 名古屋市緑区大高町字平子36番地
<公共交通機関ご利用の場合>
★名古屋駅よりJR東海道本線普通「南大高駅」下車 徒歩3分名古屋駅より約20分
サティシュさんDVD案内
■DVD Book ・映画メッセージ より抜粋
<園芸療法実践家 グロッセ世津子さん >
「今、ここにある未来」は言霊の宝石箱。有機の庭づくりと園芸療法を生業とし、植物の神秘的な世界や有機ガーデニングを伝えるちっちゃな学校を主宰する私は、サティシュさんの珠玉の言葉の数々に出会ったとき、「これは私のバイブルだ!」と思った。
言葉はシンプルだけれど、どれも本当のことで、どれも輝いている。「不安が希少性を生む」「ちゃんと食べることは、世界の大問題への取り組み」「歩くことなしに生み出された哲学は信じない」など
ひとつひとつに納得し、とりわけ、「パワー」と「フォース」の違いは腑に落ち、「真の力とは、花のように控えめで優しいもの」というところでいつも心が震えてしまう。そして、私も花に憧れ、ナナオサカキさんの「これで十分」を口ずさむ...。
<Aikaさん(サウンドセラピスト)>
可愛らしく軽やかな装丁の中に、サティシュ師と言葉を交わされる方々との深い叡智と言霊が息づいていました。特に、加藤登紀子さまとの会話でサティシュ師の仰った、
「大もとに魂があって、心、頭、言葉へと進む。
すべての根っこにあるのが魂。 初めからある「可能性」、それが魂です」
というお言葉は、Aikaの想いと皆様へお伝えしたいことそのもので、深く感動しました。大切に大切に、多くの方におすすめしたい1冊です。
ゆっくり小学校・・・校長辻 信一
学びをほぐし、編み直す
本来、自由な時間や余暇を意味した「スクール」という言葉が、では、どのように教育の場としての学校を意味するようになったのでしょう。ぼくは素直に、学びと自由とが切っても切れない関係にあるから、と考える。自由でない学びは学びではない。それは自由でない遊びが遊びでないのと同じです。つまり、学びと遊びとは、自由を共通項とする親戚同士なのだ、と。
教育という言葉は英語のエヂュケーションの訳語です。この英語の語源はラテン語のエドゥカーレで、その元来の意味は「内側に秘められたものを引き出す」こと。
その点、現代社会の教育はどうでしょう。それはまるで、空っぽの容器にどれだけたくさん詰め込めるかを競っているかのようだ。そう言うのはぼくの友人であり、師でもあるサティシュ・クマールです。彼は、子どもたちを空っぽの容器と見るかわりに、内に豊かな可能性を秘めた存在と見ます。
例えば、吹けば飛ぶような一粒の種子の中に、巨大な樹木へと成長したり、何千という実をつけ、何万という種を生み出したりする可能性が秘められている。とはいえ、ただその種がテーブルの上に置いてあるだけではダメ。大気、雨、土、そして様々な生きものとの関わりを通して、それは殻をやぶって、芽を出し、育っていく。つまり、可能性が引き出されていく。教育とはそのようなことだと、サティシュは考えます。
実は、「ゆっくり小学校」という考えの種をぼくに蒔いてくれたのも、そのサティシュだったのです。
「学ぶ」という言葉で思い出すのは、ぼくの人生のもう一人の師である鶴見俊輔さんの話です。アメリカで勉強していた10代の頃、アルバイトをしていた図書館に、あのヘレン・ケラーがやってきた。用事を済ませた彼女はそこにいた鶴見さんに通訳を通じてでしょう、「学生ですか」と尋ね、こう言ったそうです。 「そう、じゃあ、勉学に励んでいるのね。私も学生の頃はよく学んだ。でも、学校を出てからは、一生懸命、アンラーン……」
この「アンラーン」が問題です。「学ぶ」〈learn〉の頭に否定を意味する〈un〉がついている。もともとは、「学び覚えたことを意識的に忘れようとする」こと。でもそこにもう一つ、「学び直す」という言葉が加わったらしい。
鶴見さんの役は「学びほぐす」でした。「学び」を一度ほぐして、また作り直す。億劫がらずに、何度も。糸をほどき、布を編み直すように。
「ゆっくり小学校」の「学」の意味も、ここにありそうです。
2014年 婦人之友 2月号掲載
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