『ESD(持続可能な開発のための教育)ユネスコ世界会議』応援イベント
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こんにちは、エシカルなごやの原田さとみです。自然の摂理を大切に、優しく美しい地球を未来へ受け継ぎ、地域と世界を、そして今と未来をつなぐエシカルな理念で活動する私たち「地球のゆかいな仲間たち」&「フェアトレード名古屋ネットワーク」は、、愛知県名古屋市で開催されますESDユネスコ世界会議にあわせて、フェアトレード・イベントを行います!名古屋でのESD会議の成功を願い、そして、成熟した思いやりある未来を築く歴史の1ページとなりますよう、わたしたちも、ともに盛り上げていきます!ぜひ、1部2部ともご参加いただき、“地球とのフェアトレード”で未来を創る、ゆかいな仲間になりませんか〜!
第一部 「共に働き、共に笑う〜光と微細物と人が織りなす地球〜」
宮嶋望氏 宮嶋望氏 北海道農事組合法人 共働学舎新得農場 代表
放射線物理学・森林生態学を学び、Voegeli Farmにて2年間酪農実習
米国ウイスコンシン大学卒業、新得共働学舎設立(1978年)/NPO法人共働学舎副理事長
十勝ナチュラルチーズ連絡協議会 副理事長/チーズ・プロフェッショナル協会 副会長/北海道ブラウンスイス協議会会長/新月の木国際協会副理事長
*国内外のチーズコンテストで金賞受賞多数
メタ・サイエンス・・・
一般に従来の科学(サイエンス)の枠組みを超えた(メタ)新しい科学を意味する言葉ですが、宮嶋さんは、「伝説や風習の根拠に光を当てることができる在野の科学」と定義され、生命とエネルギーの関わりを実践からひも解かれています。(いのちが教えるメタサイエンス 地湧社刊)
北海道で知的障害、精神障害等さまざまな生きづらさを抱えた人たちと共同生活しながら、炭や微生物、水、光など自然の力を活かして、世界一のチーズを生産されている共働学舎新得農場代表、宮嶋望さんのお話です。放射線物理学、森林生態学、畜産を学び、実践されているお話は、自然と伴に生きる世界を創る上で、とても大切なことばかりです。一緒に考えてみませんか?
「住環境や食生活が不自然で人を不健康にする社会で、便利な生活を手放せなくても、どんな状態にあるかは知っておくこと。自ら不可能を乗り越え、実現させていく創造力を養い、新しいよりよい社会を作っていく。弱さを担わされた人たちと生きようとすることで与えられる創造力こそが、今必要なのではないでしょうか…」
宮嶋さんの新著「いらない人間なんていない」にある言葉の一つ一つが心に響きます。
こちらから申込できます
日時:2014年11月11日(火)
会場:名古屋学院大学日比野学舎
【注】名古屋国際会議場から会場変更。地下鉄日比野駅5番出口です。
第一部:宮嶋望 「共に働き、共に笑う〜光と微細物と人が織りなす地球〜」
【会場】名古屋学院大学日比野学舎3階301講義室
名古屋市熱田区大宝3丁目1-17 地下鉄「日比野駅」5番出口すぐ
【時間】午前11:00~12:30
【会費」無料
【定員」150名 予約順に受付させて頂きます
第二部:宮嶋 望と“地球のゆかいな仲間たち”トークセッション
【テーマ】いらない人間なんていない・いのちが教えるメタサイエンス
【会場】名古屋学院大学 名古屋キャンパス日比野学舎1階
フェアトレード・カフェ&ベーカリー「マイルポスト」2階
【時間】14:00〜16:30
【会費】3,000円 ※事前予約 1ドリンク付き(当日3,500円)
【定員】40名 (要予約)
※フェアトレードコーヒーor紅茶+共働学舎新得農場の試食チーズ&試飲BIOワインを含みます。
問合・申込:Eco-Branch noriko@eco-branch.com /℡ 052-503-1002 fax (052)509-1683
【にんじんCLUB】メール:info@ninjinclub.co.jp ℡ 0568-71-4114 FAX:0568-71-1503
主催:フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)/地球のゆかいな仲間たち/エシカルなごや推進委員会/名古屋学院大学地域連携センター
パンフレットはこちらから印刷できます → esd83p839383t838c83b83g.pdf
子どもたちに豊かな美しい地球をバトンタッチするために。
フェアトレードは、身近なお買い物で世界の問題とともに地域の問題、そして地球の問題をも解決します。途上国や弱い立場の人々に仕事を生み出し、森林伐採や農薬による土壌汚染などの環境破壊からも地球を守ります。国内でもグローバル社会となり激しい価格競争に職人仕事が消え、小さな企業・商店も少なくなっています。自然の浄化作用を超えた廃棄物を流し続け、山や森、海や川、自然の循環を壊し、水・大地・空気が危うくなっています。世界に対しても地域に対しても地球に対してもフェアでありたいとの思いから、本来は、途上国に対しての貧困削減・国際協力の意義である「フェアトレード」という言葉を、私たちは、自分たちの足元にある地域の問題解決にもつなげ、地域に根ざして、地産地消・地域活性化、国内での立場の弱い方々への仕事の創出など、地域貢献としてフェア(公正)であることを目指しています。さらには、地球・宇宙からいただいている自然の恵みである、水・空気・土・光などに対しても、謙虚に正しく享受し、未来に美しい地球を残せるようなフェアな使い方で暮らしているのかを今一度問うために「地球とのフェアトレード」という理念でフェアトレードを推進しています。未来の子どもたちに豊かな美しい地球をバトンタッチするために。
いのちを活かすのは光のリズムです。
電子が流れ、磁場が起こり、共鳴して、いのちは巡っている…。
『生きているものは腐らない。しかし、生きていたものが死ぬと途端に腐りだす。・・発酵に進むか、腐敗に進むか…は、必然的に、生物が生きているとはどういう状態か、死ぬとはどういう過程かを考えることにつながっていく。生と死で明らかに違うもの、それは電位である。』すなわち、腐敗とは電位差がなく死を意味し、発酵とは電位差があり生を意味します。
「電子の流れで読み解くと世界はこう見える」というきわめて独自の視点を持ち、その根源に太陽エネルギーがあり、原子から人のからだ、そして宇宙までを壮大に貫く原理を読み解かれる宮嶋さんのメタ・サイエンスは、これからの時代にとても大切な視点です。じっくり学びたいと思います。
「いのちが教えるメタサイエンス(地湧社)」まとめがこちらにあります
宮嶋さんが共働学舎HPに書かれたメッセージです・・・
希望の光はどこにある?
いのちの活きている場にこそある
3月11日午後、未曾有の大地震、そして原発の事故が起こりました。2万人を大きく超える行方不明、そして亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りし、被災され不自由な生活を余儀なくされている多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。
北海道十勝でさえも、初動の横揺れには異様でただならぬものを感じました。東北から北関東にまで及ぶこのたびの震災による余りにも甚大な被害は、自然の力の脅威を私たちに示し、日本中を打ちのめしました。あれからひと月以上がたち、復興に向けた活動も活発になってきました。私たちも即時対応として、募金を集め支援物資の提供、チーズのチャリティ販売、被災された方の受け入れなど、今できることは応援したいと努めてまいりました。しかし、ぐずぐずと悪化してゆく原発の状況に、何とかしなければと心が押しつぶされるような感覚が続いています。今、私たちに何ができるのでしょうか。何が必要なのでしょうか。
最近、放射線、微生物の働きに関するお問い合わせを多くいただいております。今まで
33年間、新得の共働学舎の農場で続けてきた自然を活かし、微生物を活かし、いのちあるものを活かしてゆくもの作りから得た知恵や情報を、これからの復興の企画に役立てていただけるのではないかと思っています。放射線物質に汚染されてしまった圃場でもそれまでに有効な働きをする微生物をきちんと入れ続けていたところでは作物が放射線物質を吸収せず、作物自身からは放射線が測定されなかったという情報もあります。
生きているものは“活かされる場”が与えられれば、したたかに生き抜く可能性を見つけてゆくものです。しかし、活かされる場の要件が満たされていないと、免疫力を徐々に失い、活力をなくし、衰退して病気となっていってしまいます。人も動物も植物も土壌の中の微生物もすべていのちある生きるものです。これら生きているものにとって、よりよく活かされる場を整えてゆくために、共働学舎新得農場で実践してきたいくつかの方法があります。炭埋によるエネルギー(気)の流れ・微生物の力・生きているものの自主性を重んじること。それらはすべて自然界の中で繋がって存在します。
僕たちは30年近く病気や障害、様々な重荷を背負った人たちと協力して、こうしたことを大事にしながらもの作りをしてきました。ゆっくりとした歩みの中で、徐々においしい野菜やチーズが出来るようになってきました。進むべき道が見え、小さな光が見えてきました。被災され暗闇の中にいるように感じていらっしゃる方々も、前に踏み出せる時が来ますように。これからより良い社会、よりよい未来に向けて皆で力を合わせ、知恵を出し合って新しい日本の社会を作ってゆけるよう、この牧場からも応援してゆきたいと心から願っております。
平成23年4月25日
共働学舎新得農場 代表 宮嶋