筋ジストロフィーの御主人を御家庭で看ておられたお客様から、ある日お電話を頂きました。
どこかで、通信「ゆっくりずむ」をご覧になってのことでした。

少し認知症も入っておられ、介護でかなりまいっておいでのご様子。
お電話を承った今井田さんも、奥様のお義母さんの介護を長く経験し、その大変さに共感できるので、なんとかお力になれればと、あれこれお話させて頂きました。
たまたまお住まいが、さほど遠くない所で、帰宅途中に立ち寄ることができましたので、商品をお持ちして、介護に便利な使い方等お話させて頂きました。

１年半ほどお使い頂きましたが、残念ながら、お亡くなりになられました。
久しぶりに、奥様からご注文頂いた中に、ご丁重なお便りが入っていました。

早速お電話させて頂き、御礼と、差支えなければお便りをご紹介させて頂きたい旨伺いました。すると、「介護の最中は、パニックになることが多いので、相談に乗って頂いたり、安心で便利な商品と出会えることは、どれほど心丈夫なことか分かりませんので、どうぞお使い下さい。実名で結構です」と、嬉しいお言葉でした。

介護の最中は、当事者である御本人もつらいですが、周りの方も、具体的な処理や、臭いが
辛さを一層深める場合が多々あります。
汚れが早く落ちる、臭わない、感染症の予防ができる・・・、そんなことが心を軽くし、御病気の方とゆったりとした気持ちで関わることができるのであれば、少しでも、分かりやすくお伝えして、大変な介護をされておいでの方の応援をしたいものと、あらためて思いました。