こころ・からだ いのちを語る
試練から何を学び どのような生き方を目指すのか
山元加津子(やまもとかつこ)さん
元養護学校教諭。作家。意識がない人も思いがあり、意識障害の方とコミュニケーションを取れる方法を伝える白雪姫プロジェクト、丁寧な暮しを楽しむ大切さを伝えるモナの森。新型コロナ下の世界をみて湧き上がる思いからファンタジー「リト」を書きあげ、モナ森出版を起こして出版。かけがえのないもののこと、全てはいつかのいい日のためにあることを伝えている。
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甲野 善紀(こうのよしのり)さん。
幼い頃から野山の自然を好み、育った多摩地方の丘陵が宅地開発されるのを悲しみ自然を守りたくて、東京農業大学畜産科に進むが効率優先主義に懐疑を持ち断念。さまざまな健康法や修行法、さらに思想、宗教等に関心を広げ、実践的な体験後「人間にとっての自然」を身体感覚を通して探究する武の道に志す。「古武術に学ぶ無意識の力」他著書多数。
2009年秋から数学者の森田真生氏と『この日の学校』を立ち上げ、各地で受験や資格を取るためではない学問そのものと向き合う講座を開いている。
また、ニホンミツバチの農業利用を通して、より自然な農業と、生き方を模索する活動を始めている。
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エッ? 武術研究者の甲野先生 と かっこちゃん?!
甲野先生は以前、山元加津子さんが電車の中で学生さんをなぐっているヤクザさんを見て、養護学校の子供の姿と重なり思わず「大丈夫だから、怖くないから」と抱きしめたという話を読み、何てすごい女性がいるのか、と思われたそうです。
「リト」をお送りしたところ、「あの山元さんですか?いつかお会いしたい思っていました」とのこと。今だからこそ大切との思いで、今回の集いが決まりました。
お二人とも幼いころから自然を好み、分けること、差別、迫害への悲しみを持って生きておられます。
甲野先生は力の要らない介護法でも知られています。無意識の世界のこと、人間の感知センサーのすごさ、身体と精神の関係をどう釣り合いをとるか、対抗意識、やってやるという意識を抜けることで現れる「我ならざる我」のはたらきの事等、探求されておいでの世界は、脳幹の力を信じ、宇宙の計らいや動きの中で、大きな影響を受け生かされていると語られるかっこちゃんの世界と重なります。
今、感じておられるあれこれを伺うのが楽しみです。
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山元加津子さん
「リト」を書いた思い・・・
4月にコロナが流行っていた時、世界全体が暗い空気に包まれて、いつ収束するのかわからない不安な想いの中にみなさんがおられたと思います。
村上和雄先生は私に
「コロナにもきっと意味がある。サムシンググレートが人間をいじめるはずがないよ。
そして人間は変われるよ スイッチをオンにすることで変わっていける
人はみんな大切な自分に生まれてくるよ
それぞれが必要な形で生まれてくる 全てに理由があるよ
かっこちゃん、そのことをみんなに伝えてね」と仰って下さいました。
雪絵ちゃんとの約束、村上先生との約束を果たしたく、湧き上がるような思いで、ファンタジー「リト」を書きあげました。
「山元加津子さんは、普通の人が、スピリチュアルな勉強をして学ぶところを、生まれつき知っている人なんです。」自称かっこちゃんの付き人小林さんの言葉です。
モナの森はこんなとこ
モナの森Facebookページ
山元加津子さんFacebook
モナの森のイベントなどでの収益はモナの森の運営費、ネパールの子供たちや女性への応援、そして白雪姫プロジェクトの支援に使われるそうです(一般社団法人ろばの耳より)。
村上和雄先生の言葉
…「サムシング・グレート」をファンタジーで表した「リト」文中より
コロナにもきっと意味がある。ウィルスが誕生したのはおよそ30億年前。ウィルスのお陰で進化した人間。
そのウィルスと闘って勝つのは無理な話しで、地球に負荷をかけてきた私たちは、母なる地球から叱られていると思います。同じ一つの大きな命として、もっと多くのものと共生していく責任と喜びを分かち合う。そうした生き方ができれば、おそらく多くの人が、このたった一つしかない地球で生まれ、たった一つの命を与えられ、奇跡的な確率で生きていることをもっと素直に喜び合えるはずです。
甲野 善紀さん
20代はじめ「人間にとっての自然とは何か」を探求するため武の道へ
より多くの世界と、より自由な対応をするため、また、武術の一研究者としての立場を明確にするため、2003年武術稽古研究会を解散する。
私は師の話を一心に聞き、一切私語など発することが出来ないような環境で育ちましたが、そうした中で大きくなってきた疑問を、とても質問出来ない状況、雰囲気では、殻を破って上達することは無理だと気付きました。
ですから私自身、より発想が、自由に展開する場と空気で稽古したいし、私の稽古に来られている方々にも、そうした中で研究稽古を深めていっていただきたいのです。
「ヒモトレ」で、人間が丸ヒモ、平ヒモの違いを厚着の上から緩く巻いてあるのに感知して、丸ヒモなら有効な働きが、平ヒモではそうはならないという、驚くべきセンサー能力、感知力がある。人間の心法的分野に踏み込んだ「影観法」に気付いてから、人は人の心を読む働きが昔の人よりは衰えたとはいえ、まだまだ驚くほどあることを実感しているので、大人が不安になれば、それは必ず子にも伝わることを確信している。テレビの報道番組の中で、幼い子ども達が、マスクの影響で表情がなくなり、この人生の基礎工事の時期に、人の感情を読んだり、自分で感情を表現することが養われない問題について、少しの時間だが報道していることを目にした。
さまざまな対応法があると思うが、未だかつて人々が体験したことのない事態だけに、対応しきれず精神の糸が縺れたり擦り切れたりしてしまう人が、少なからず出そうで、身体と精神の関係をどのように釣り合いをとるかは、本当に工夫が必要だと思う。
一人一人が「生きる事とは何か」を問いかけ、大変難しい事とは思いますが、自分達がやってきた勉学が、しょせん受験のための「正解ありき」の勉学であった事を、深く認識して人間いかにいきるべきか考えたいと思います
松聲館
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2020.12.19 山元加津子&甲野善紀 対談
2020年12月19日(土) 午後1時~5時終了予定
・お話:山元加津子さん「リト」への思い
甲野善紀さん「生きる事とは何か」を問う学びへ
パンデミックで気付かされたこと
・対談 山元加津子さん&甲野善紀先生
*それぞれのプログラムの間に換気休憩を取ります。
体調に不安がおありの際は遠慮なくキャンセル下さいませ。
定 員:40名
会 費:5000円、学生2000円 中学生以下無料
(当日は500円増)
会 場:曹洞宗大雲山 平田寺(へいでんじ) 北名古屋市九之坪宮前6番地
☎(0568)48-6806
名鉄犬山線「西春」駅より徒歩8分(名古屋駅より約20分)
問合先:Eco-Branch 鶴田紀子 noriko@eco-branch.com
☎090-3932-5751、fax 052-509-1683
平田寺 長谷川裕美子 0568-48-6806
◎感染拡大状況により、リモートに変更する可能性もございます。
<申し込み方法>
①こちらからお申し込みください⇒申し込みフォーム
FAX、メールでもお申し込み頂けます。
申込先:Eco-Branch 鶴田紀子
メール:noriko@eco-branch.com
電話:052-503-1002 FAX:052-509-1683
② 参加費をお振り込みください。
ゆうちょ銀行 店名:二一八(ニイチハチ) 店番:218
普通 番号: 2907917 口座名義:「地球の笑顔プロジェクト」
記号: 12150-29079171
共催:地球の笑顔プロジェクト(㈱にんじん・平田寺・Eco-Branch)
「平田寺(へいでんじ)」は南北朝時代より存在。豊臣家の朱印地、尾張徳川家黒印地だった。黒龍神社は地域の鎮守として今も信仰の対象となっています。
子供食堂や様々な活動に場を提供されている、懐かしい未来のお寺です。
地図こちらにあります。