微生物的環境技術研究所主幹 平井孝志
「微生物様は神様です」が口癖の平井先生は、環境とは生存条件と言われます。宇宙の摂理に基づき自然と共に生きる知恵を持とうと語られうお話にファンが多くおられます。


過去のレポートも、どうぞご覧ください。

29号「二つのエコロジー」・・・ディープとシャロウ

30号「二つのエコロジー」その2

31号「二つのエコロジー」・・・ディープとシャロウ その3

32号「二つのエコロジー」・・・ディープとシャロウ その4

33号「二つのエコロジー」・・・ディープとシャロウ その5

34号「2009年初に思う」

35号「人間という生きものの「務め」 その1 」

36号「人間という生きものの「務め」 その2」

37号「私たちの故郷は、ここ(地球)です。ここ以外にはない!」

38号「科学を巨像化し過ぎる危険に警鐘を打つ」

39号『空蝉の吹きとばされず石の上』


40号「心の底の忘れもの」


41号「人類と文化・心のめざめ」

42号「人類と文化・心のめざめ(その2)」

43号「いのちの序列化」

44号「咄嗟の呪文=宇宙神のご臨席」

45号「源泉混々【自然の優しさに生命(いのち)の雄大さを想う】


46号「宇宙意識こそ明日を拓く威力」」

47号「生物は『気の器』」

48号「自然の偉大さは人間の言葉を超えている!」

49号「傷ついた地球の巨大さにおののき、環境修復に人類の「使命」を想う。」


 去る10月5日、スマートフォンの開発者としても世界にその名を轟かせた米アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏(Steve Jobsさん)が56歳の若さで死去し、大変なニュースでした。NHKの国谷さんとのインタヴュのヴィデオがつい先日流れたのを偶然TVで観ました。その時、若い時分のジョブス氏が発した言葉の最後に「stay(ステイ) foolish(フーリッシュ)」と言うのがとても強烈な印象を私に与えました。『阿呆(あほう)になって熱々(あつあつ)の努力・工夫をして生きるんが宜しいのでっせ! 可賢う振舞おうとしたら、あきまへんのですわ、』と、大阪弁で言うと――そういう風ですなあ!
 大阪商人の「心得帳」にも全く同様の言葉が昔から残されています。
「阿呆」になり切ったら、天から佑(たす)け(け)が降ってくるんですわ!!。文字通りジョブズさんは世界の情報・通信界に決定的と言えるほどに革命素地を遺(のこ)して亡くなりました。そのうちに、素晴らしい変革すぎて、その故の波乱が針千本にならないとも限りませんが。

人類が何万年もかかって創造して来た文明・文化のお陰(かげ)を受けている私が、本質的不平を噴射するようで申し訳ない気持ちですが少々お付き合いください。私たち生物の故郷、「地球」はサッカーボールのようにマン丸の球体ではなく、多少歪んでいるそうですが、一応、直径で申しますと13,400Km程やそうです。この地球の空を「宇宙ステーション」が400Km上空を一周90分間で飛行して、情報を地上に送りつづけ、文明の明日への展開に貢献しようとしています。皆さまご案内のとおりです。
宇宙船、宇宙ステーションと呼んでいますが、地上たった400Kmの上空です。直径134Cmの地球儀を想定しましたら、この地球儀の表面、ほんの4Cmのところということになります。太陽系第3の惑星「地球」ですが、太陽から1億5千万キロ、――この事を想えばどの辺が宇宙船なのか、と思う気持ちもあります。400Kmを地表に横たえると米原から横浜ぐらい?ですか。地球の持つ引力(重力エネルギー)は意外に地表に近い処までしか届いていないのですかね?
 地球に「引力」がなかったら、私たちは息もできません。生活は全部パーですから、文明だの文化だのと会話する以前に、普通に樹や草が生えて、私たちが歩けて、動けているのが何と素晴らしいことなのでしょうか。「いのち」は「宇宙力」の別名だ、と書いたことがありました。地球の巨大さにおののき、生まれてきて、ここで、今、生かされていることが、全く奇蹟であると認識しないとなりませんね。同時に、「いのち」を頂いたということは、この地球で果たす「使命」を与えられていることに違いがない、と常々思うべきなのだ、と教えられましたが、老境に入って『あっ、成る程』と、今ははっきり思います。

 さて、今日この地球で生きる何百万種類にも及ぶ生物種の共通の先祖は約36~37億年の大昔に端を発した単細胞「原始核微生物」に集約されると習いました。宇宙摂理という『大法則』によって此処、地球で生命現象をスタートさせた微生物様は『一念こめて』地球上の隅々にまで生息する一切の生物群を精密に進化させ改良を重ね、“絶滅”の危機を何回もくぐり抜けて選別・改良分布せしめました。人類(ホモサピエンス)が誕生を享けたのはその最後の頃、400万年前の頃らしいのです。文化・文明も人類の偉業ではなく、宇宙の精です。

 ここに、「一念」の「一」と申しますのは生命全体のことを示唆しておりまして、バランスのよい進化は、この「宇宙神の意思」をあらわしています。如何なる生命体も生まれれば、必ず死ぬ日があって生体の若返りが意図実践されます。この「死」の故を以て、死者は新しい生命に蘇り(よみがえり)、他者の生命を土台から支える礎となり「生の光」を放ち続けると運命づけられていることに就いてはご案内のところです。
宇宙生命という「いのち」の源泉に意識を届けられる「人間」として生を享(う)けた私どもは、一途に己が使命を「いのち」と断じて生きたいものですね。一途に「一念」こめて生きることで、「自然」が人類共通の“いのちの師”であることを教わるんです。襟を正して、自然に向けて運ぶ畏敬の心で、実践的に自然の復権を「使命」と心得る活動こそは、本当は「いのちのロマン」なのではないですか。
 私達は一刻も死から解放されずに生きています。だからこそ、臨終に向かい一念で地球への義理を果たす「使命」に命(いのち)が輝くと信じて日々を生活しましょう!
ちょっとかっこ良すぎる終わりかたでしたかね!(小笑い下さい)

      


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研究所レポート

エリオット君と学ぶ

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お耳拝借

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つながるいのちの感謝祭 2011.1120

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ともしびの巡礼~ワタリガラスの神話と祈りの音2011.0910

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江戸の知恵、日本人の心 2011.0313

山田周生さんエコトーク&丸山さんライブ2011.0220

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今日も賑やかな会社のあれこれ