松の力報告書NO.1
一般財団法人 日本食品分析センターにて、ヒメダカに対する96時間急性毒性試験(LC50値)を実施。その報告書です。
100mg/L以上は、事実上毒性がないと定められています。
今回の試験により、ヒメダカさんの命をいくばくか使わせて頂きました。
動物実験をしなくて済むのであれば、したくありませんが、私たちの知識では安全性を確認する方法が他に見つかりませんでしたし、時間もありませんので、やむ無く今回の分析をさせて頂きました。
NO.2
NO.3
NO.4
NO.5
NO.6
Eco-Branch110 NO.1
NO.2
NO.3
NO.4
NO.5
NO.6
こちらから報告書ダウンロードできます
植物系洗剤Mというのは「松の力」。微生物+植物油系洗剤=Eco-Branch110 です。
但し、試験実施先の一般財団法人 日本食品分析センター規約により一部抜粋などの使用は規約違反になります。ご使用の際は弊社宛ご一報下さい。
20170706matsu.pdf 、20170706ecobranch110.pdf
【参考」水生生物に対する界面活性剤評価報文
1995年の全国公害研会誌掲載の報文よりの抜粋です。
石けん・洗剤のLC50値がなかなか見つからず古い論文ですが、ご参考まで。
魚類急性毒性試験(LC50)方法
1)魚類急性毒性試験とは、当該物質の魚類への短期的影響から、生態系への安全性を見ようとする試験です。
2)LC50値の数値が高いほど、環境安全性が高いことを意味します
*一般に100mg/L 以上であれば毒性はないとみなされ、数値が大きいほど安全性が高くなります。
* 松の力 130mg/L * Eco-Branch110 240mg/L
LC50値 参考データ
*一般的な物質の参考値(注2)
界面活性剤の1つであるアルキル硫酸エステルナトリウム(AS)
48時間後LC50値(mg/L)を以下に示します。
C12 AS:46mg/L
C14 AS:2.5mg/L
C16 AS:0.61mg/L (日本食品分析センターより)
魚類急性毒性試験(ヒメダカ)≪速報値≫
LC50値の速報値が届きました
依頼しておりましたヒメダカによる魚類急性毒性試験の速報が届きました。
正式文書が届くには、まだ時間がかかるそうですが一報をお知らせします。
正式報告書ではありませんから細かいことは言えませんので概略となりますが一つの指標としてご参照ください。
魚類急性毒性試験とは、生態系に影響を与えるかどうかOECDが定めた国際的基準です。
ヒメダカに対する96時間急性毒性試験を実施した
試験の結果、検体の96時間LC50(半数致死濃度)は以下の通り
松の力 130mg/L
(95%信頼区間100~180mg/L)
Eco-Branch110 240mg/L
(95%信頼区間180~320mg/L)
*弊社注)Eco-Branch110=微生物洗剤Dr.BIO+松の力
*LC50値の毒性を評価する基準値
化学物質の評価での試験上限濃度が一般的に 100mg/Lに設定されています
*一般的な物質の参考値(注2)
界面活性剤の1つであるアルキル硫酸エステルナトリウム(AS)
48時間後LC50値(mg/L)を以下に示します。
C12 AS:46mg/L
C14 AS:2.5mg/L
C16 AS:0.61mg/L (日本食品分析センターより)
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弊社注
1)魚類急性毒性試験とは、当該物質の魚類への短期的影響から、生態系への安全性を見ようとする試験です。
2)LC50値の数値が高いほど、環境安全性が高いことを意味します。
3)「LC50値の毒性を評価する基準値」が「100mg/L」というのは、OECDテストガイドラインにより「事実上毒性がない」と言われている濃度が、100〜1000mg/Lであることが根拠のようです (言い換えれば、100mg/L以下は 事実上有害と言える)。
4)「一般的な物質の参考値(注2)」にあります、アルキル硫酸エステルナトリウム(AS)とは
「高級アルコールを硫酸化して得られるもので、溶解性や洗浄性が石けんより優れ、硬水に対しても使用できるため、家庭用や工業用の各種洗浄剤をして広く使用(日本界面活性剤工業会より)されているものだそうです
検査の詳しい内容や、結果の読み方などについては、後日詳細が届きましたらご報告させて頂きます。
今回の試験により、ヒメダカさんの命をいくばくか使わせて頂きました。
動物実験をしなくて済むのであれば、したくありませんが、私たちの知識では安全性を確認する方法が他に見つかりませんでしたし、時間もありませんので、やむ無く今回の分析をさせて頂きました。
2017.06.28
分析依頼中の内容
下記内容で分析依頼しております
早く情報をお知らせしてしたいのですが、早くて7月中旬になるとのことです。
結果が出る都度ご案内させて頂きますので今少しお待ちください。
分析内容
1.皮膚一時刺激性試験
2.魚類急性毒性試験(ヒメダカ)
3.スペクトル分析による全成分分析
2017.06.26