販売再開に関するご報告

松の力について経緯ご報告

この度は3ヶ月に及ぶ販売休止で大変ご迷惑おかけ致しました。
5月末に開発メーカーを通じ、製造メーカーより「松の力」の原材料が変わっている知らせを受け、それに伴い67日より販売一時休止させて頂きました。

事の経緯等の詳しい情報が手に入らない中、先ずは、お使い下さっている皆様にご安心頂けるものであるかどうかを確認することが先決と思い、いろいろ依頼しておりました分析データが出揃い安全性が確かめられましたので、96日より再開の運びとなりました。

安全性について

洗浄成分である界面活性剤は植物油由来であり、生態系への安全性を見ようとする魚類急性毒性試験(LC50値)というOECDが定めた国際的基準の試験である【LC50値】は「100mg/L」 以上であれば毒性はないとみなされ、数値が大きいほど安全性が高くなるというものですが、“松の力”は「130mg/L」、“Eco-Bracn110”は「240mg/L」でした

食品衛生法に基づく試験では、野菜・果物洗いに適合、大腸菌・黄色ブドウ球菌に対する除菌黄河があるとの結果も出ました。また、医薬・化粧品に対して行われる皮膚一次刺激性試験では、中程度の刺激でした。ちなみに一般的な石鹸は、この試験では強い刺激性になるものが多いそうです。通常家庭用洗剤では行われないような分析も重ねました結果、安心してお使い頂けるものとお伝えできますことに安堵致しました。

今後について

“松の力”の原材料の変更の時期、経緯につきましては、一番みなさまがお知りになりたいところかと存じます。原材料を扱っているメーカーに第三者機関等も通じ、情報開示の申し入れを行っておりますが、現時点では納得のできる回答を得られていません。しかしながら、様々な情報から考えると、商品としての安定性を確保することを模索する中で、このような状況が起こったのではないかと推測しております。

本来であれば、違うメーカーさんで新たに製造してもらったもので再開することが筋かと思いますが、すぐに同じ品質のものを製造することは難しく、今まで使っていて、問題なく心地よいので、とお待ち下さっているお客様も多くおられる中、安全性等が確かめられましたので、現在の製品で再開することと致しました。開発メーカーでは、今後、原材料メーカーの変更を考えておられますことをご報告申し上げます。

表示について

成分表示につきまして、成分分析の結果をもとに、消費者庁をはじめとした関係省庁に相談した結果、生活雑貨である家庭用洗剤は、原料に関しての表示義務はないとのことで、法律上は、これまでと変えなくても良いような見解もあると言われております。

けれども“松の力”は松100%であること、その素晴らしさに感動してつけた名前です。法律上の問題のみで考えれば、名前を使用しても問題ないと言われる可能性も高いのですが、現在の商品の原料は米ぬか・ヤシ・松油由来であり、松が主原料である誤解を生みかねない名前ですので、変更して販売再開を目指すことと致しました。

川をきれいにしたい、地球の笑顔が見たい、という願いから開発された松の洗剤。効果の高さと、開発者の思いに共感して、17年間こつこつとお伝えしてきた“松の力”への愛着は、捨てがたいものがあります。けれど、そのことがかえって問題を引き起こす可能性があるならば、誤解を生まないようにしたいと思うに至りました。

信じきっておりましたので、正直申しましてとても動揺しました。松でなければ、おしまい、という気持ちになったこともございました。けれど、開発者の願いから生まれた松の洗剤があったからこそ、原料は変わりましたが、同じ組成で、使い心地もほとんど変わらず、安全性も高い製品が生まれているのだと思います。アトピーや手荒れでお困りだったお客様から、これが無くなったら困るのです、というお声も沢山頂きました。

名前が変わります

松の力 から えがおの力へ

松の洗剤を広めたいと思いましたのは、川をきれいに、地球の笑顔が見たいという願いへの共感からで、洗剤に情報と願いを乗せてお届けしてまいりました。

今、その原点に立ち返り、又コツコツと、毎日の暮らしから、地球を笑顔にする仲間と出会いたいとの思いを込めて、「えがおの力」という名前で、新たなスタートを切ることと致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 これからもご愛用頂けましたらこれ以上の喜びはございませんが、松100%でなければ、“松の力”でなければ、原料が違ったものを使用したくない、と思われるお客様にはご期待に添えず申し訳ございませんでした。これまでご愛用下さいまして有難うございました。
お客様が購入して下さるということは、応援して下さっていることと改めて実感致しました。沢山のお知恵も頂きました。ご縁ある皆様と共に、つながり、知恵を共有し合い、いのちの活かされる社会を目指したいと願っております。

201796

()鶴田商会 Eco-Branch
代表 鶴田紀子